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第一回XrayN作戦講座

はじめに

これから上を目指すクランの手助けに少しでもなればという事で、海外のクランの作戦を動画化し、利点・弱点・意図などを筆者であるXrayNが説いていくコラムをはじめようと思う。取り敢えず10回目までは必ずやります。反響次第でその後続けていくかどうか決めます。

記念すべき第一回目はヨーロッパのプロリーグであるElectronic Sports League(ESL)のMYM vs Frag eXecutorsからピックアップ。この試合では既にpionasが除隊されており、kubenが復帰していた。私個人の見解ではあるが、総合的に見て pionasの実力はkubenのソレを上回っていると思っていたので、この変更は少し意外であった。しかしカウンターストライクのチーム戦とは個人のゲー ムではなく、チームプレイであり、個々人に与えられる役割がある。例えばMYMは優秀な司令塔で頭脳明晰なTaz、凶悪ともいえる反射神経とAIMを持ち 合わせたNeo、AWPとピストルを得意とするLuq、常に安定して仕事をしっかりこなすLoord、バランスが取れているのが目に見えて分かる。世界レ ベルともなるとプレイヤーがチームに合うか合わないかは個人の実力ではなくプレイスタイルに依存するので、恐らくpionasよりkubenのほうがMYMのメンバー達は共にプレイしやすいと感じたのだろう。そう、CSとは単純に強者を5人集めれば強い(世界レベルで)という単純なものではない。では本題に戻ろう。今回ピックアップしたのはde_nukeのAラッシュだが、de_nukeのAラッシュは基本的にスポーンポイント(産まれる配置)で役割が決まり、このラッシュも同様だ。

説明

シーン1

1番手は通常通りFBでドアを開けてHEをシャッターに投げ込むが、すぐに進入せず、AKに持ち替えてシャッターから飛び出てくる敵に備える。この動画では敵が半ば無理やりAサイトに進入し、成功しているが、通常なら高い確率で死亡する。その後ドアが閉まっているが、これは3番手が開いたドアを使ったFBを使って閉めている。ドアが閉まった後、体を使ってドアを開け、ドアの左斜め上にFBを当ててコンテナの上で炸裂したFBを投げた後にシャッター手前にSGを張る。これはタワーからコンテナを見ている敵とシャッターから覗いてくる敵に効果がある。特にドア左斜め上のコンテナ上FBはこのラッシュの最も重要な部分だ。このラッシュはコンテナ出口から二人進入するのでタワー上が最も危険なスポットになるからだ。

シーン2

2番手はHEをシャッターに投げ込み、コンテナラッシュを警戒しつつ(ドアAラッシュに対してCTがコンテナに突っ込んできて止める手法がある)コンテナ出口にFBを二発お見舞い。その後間髪いれずに飛び出る。このラッシュの2番手は半ば死に役でもあるので無理やりでもでなければならない。この役が最も重要なのはコンテナに敵が突っ込んできた場合なんとしても止める事だ。

シーン3

3番手はシャッターにHEを投げ込み、シャッターを壁抜き。この壁抜きをする事によって飛び出てくる敵、もしくはシャッター手前でグレを構えている相手に対してプレッシャーとダメージを与える事ができる。その後わざとドアにFBを投げてドアを閉める。このFBはボムサイトにいる敵に対して強い効果を持ち、なおかつ1番手が投げるコンテナ上FBを投げる布石となる。そしてドアが開いた瞬間に再びボムサイトにFBを投げながら突っ込む。

シーン4

4番手はBのスロープ側にHE、FB、SG、FBを投げて敵を牽制する。これにより敵はA側でドアが開いたのはフェイクかもしれないという疑念を抱き、スロープに釘付けになる上にスロープから撃てるコンテナ前壁抜きを撃つ余裕がなくなる。更に裏取りを防ぐという効果も持つ。ある程度味方のA攻めがスムーズに進行しているならば、テロハウスでキャンプするか、一気にスロープにいる敵を倒しにいってもいいかもしれない。しかし味方がAサイトで数人撃破されているのならすぐにカバーに向かうべきある。

シーン5

5番手は外にSGとFBを半ば適当に投げる。これは敵に外攻めが来るかもしれないと思わせるためだが、筆者的には効果薄なのでそこまで重要ではないと思う。重要なのは次に投げているコンテナ窓からのシャッターへのFB。これはシャッターにとどまっている相手、もしくは6の3人称でみれるAサイトのボックスからシャッターを見ている相手に絶大な効果を持つ。また、この速度で投げることで仲間が投げる他のFBとドンピシャのタイミングで炸裂する。

利点

  • シャッター付近からのドア壁抜きを一切喰らわない
  • Aに無理やり進入してきた敵をほぼ無力化できる
  • 通常のAラッシュに比べ、立ち回り的にドア側が返しのFBを喰らいにくい
  • 決められたグレネードの一部を投げてからBを攻めるというフェイクに切り替えやすい

弱点

  • グレを投げる際に、上記に記したコンテナラッシュが来ると危険
  • タワー上から速攻でAサイトに下りてドアを覗かれると死亡確定
  • 進入する際にほぼ全てのグレネードを使うため、イレギュラーバウンドに弱い

備考

  • この動画では重要なドア当てコンテナ上FBの角度をミスってコンテナの目の前にFBが落ちてしまっており、それをTazが喰らって涙目になってて笑える。
  • 文中に1番手、2番手などと書いているが、それはスポーンポイントの位置のことである

質問や要望等は全てコメント欄で受け付けます。ちゃんと答えていくつもりなので荒らし以外は気楽にどうぞ。

XrayN Counter-Strike1.6, XrayN作戦講座 ,

  1. 七誌
    2月 1st, 2009 at 21:53 | #1

    SGが有効に使われてますね

  2. AAA
    2月 1st, 2009 at 23:25 | #2

    こういう講座はとてもありがたいです。いままではdemoを見てもただ流してみてる感じでしたがこういう講座のおかげでどのような点に着目すればもいいかわかりますしとてもためになります。ぜひ10回以上続けていただきたいです。よろしくお願いします。

  3. ORZ
    2月 2nd, 2009 at 00:46 | #3

    ラッシュの考え方がわかってすごく参考になります。

    Aラッシ、Bラッシュ、フェイクなど、ラッシュの
    種類は、どんなものがあるのでしょうか?

  4. XrayN
    2月 2nd, 2009 at 01:31 | #4

    @ORZ
    マップによって様々なラッシュがあります。
    今回のde_nukeもAラッシュでも、ドアラッシュ、コンテナラッシュ、外からシャッターAラッシュ、外からタワー下Aラッシュ、ドアラッシュからダクトBなど等。
    もはや一言では言い表せないです@@;

  5. Noppo
    2月 2nd, 2009 at 01:41 | #5

    すばらしい声出しですね

  6. 2月 2nd, 2009 at 17:34 | #6

    XrayN氏の講座は本当に分かりやすくそれでいて戦略的。
    ぜひ10回ではもったいないほどなので、連載を続けて欲しいです

  7. Nori
    3月 7th, 2009 at 04:00 | #7

    3番手の人がHEを投げ込んだ後の壁抜きですが、あれは一歩間違うとフレンドリーファイアになりかねないと思います。
    こういうケースも、前もって取り決めがあるものなのでしょうか?
    例えばどのタイミングで何発or何秒ほど撃つ、または攻撃を想定して前の人が射線からずれる等の取り決めです。

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