第四回XrayN作戦講座
はじめに
第一回目の講座で取り上げたMYM vs Frag eXecutorsの 試合から再びピックアップ。高レベル、いやむしろ中レベル程度同士の試合でのde_nukeのTは、無理やり突入してもあっさりCTに潰されてしまう。そ のため4年ほど前までは8:2でCT有利マップといわれていたほどだ。特にテロハウスは危険だ。前回の講座で紹介したテロハウスへの奇襲、それ以外にも CTの強烈な壁抜きや、多面からのグレネード、スニーク(忍び足)による詰めなど、テロハウスはT側の軸となるスポットでありながらなるべく長時間滞在し たくない場所なのだ。特にクランによってはテロハウスへグレネードや壁抜きを駆使してジリジリと距離を詰め、各個撃破を狙ってくるところもある。そのよう な陣形をとる相手は大抵外を完全に捨てて、Aサイトとタワーを固めている事が多い。そんな相手に有効な作戦を紹介しよう。
説明
シーン1
まず外2人、テロハウス上(屋根の上)3人というオーソドックスな形をとる。この時テロハウス上で待機している3人は敵が詰めてきているかどうかを 警戒しながらタワー上やコンテナ上をひたすら抜く(壁抜き)。そうしている間に崖からシャッター上に1人飛び乗り、もう1人外を詰めている味方はキャット とシャッターを警戒しつつ動く。このシーンでシャッター上の屋根に飛び乗っているのは日本でもファンが多いMYMのNeoなのだが、恐らく9秒の壁抜きの 時点で敵が外を捨てていることを察知しただろう。この段階で外の敵とエンカウントしていないということは、敵は外をタワー下の窓、タワー上、シャッターの 中、別館の中にある鉄柱裏、別館横の赤箱辺りに潜んでいる可能性が高くなる。それを読んだ外攻めの2人はテロハウス上に待機している3人の内2人を外に呼 びつける。その間にシャッター前と窓にSGを炊いて、別館への進入をよりスムーズに行う。
シーン2
外の1人とシャッター上の1人はSGを炊いたと同時に別館に入り込む。この時注意するのはシャッターでキャンプしている敵と、別館の鉄柱裏でキャン プしている敵だ。この二つのクリアリングは丁重に行うべきである。ただ、シャッターは外から様々な壁抜きポイントがあるので予めしっかり壁抜きしておけば 警戒するに値しない。タワー下の窓付近に炊いたSGは敵からするとかなり最悪で、ポジションを移動せざるをえない。外に大量に敵が攻めてきていると察知し ていればタワー下からわざわざ顔を出すのは自殺行為なのでタワー上から覗いてくることが多いだろう。ちなみにシーン2の動画ではタワー下の窓をAkでバー ストしているが、これは壁抜きや先読み撃ちというより、窓ガラスを破壊している。窓ガラスは外からでは敵を視認することが、中から覗けば全てを見通すこと ができるため危険なのだ。
シーン3
外攻めを行っていた2人と、それのカバーに駆けつけた仲間の内1人が窓付近まで接近する。この時窓付近のSGをたやすと大変な事になるのでカバーに 駆けつけた仲間も更にSGを一つぐらい上重ねしておくといいだろう。そしてシャッター手前に味方を1人残す。これでこちらの陣形は、窓下3、シャッター手 前1、テロハウス上1となる。
シーン4
窓にゆっくりと近づき、SGにまぎれながら窓にFBを入れる。これから行う行動を敵に見られたくないからだ。FBが飛んでくると白くなろうがなるまいが、多少敵は飛び出てくる敵に備え、動きを固める。その間に、指定された位置で味方の土台となるべくしゃがむ。このしゃがんでいるポジションは窓やタワー上にいる敵から見えづらいが、タワー下から飛び出してくる敵には不利だ。そのためタワー下から飛び出てくるスポットに照準をおいている。
シーン5
シーン4とシーン1のプレイヤーを土台にして屋根に飛び乗る、その後屋根で自分がプレイヤー1を乗せる土台となる。プレイヤー1がタワー上に乗ってクリアリングすると同時にプレイヤー4とタワー下へと突入して一気に梯子をかけあがってプレイヤー4をカバーする。
シーン6
編集をミスってしまってシーン6はありません。申し訳ない;;
シーン7
シーン5のプレイヤーを土台に使ってタワー上へとあがる。このプレイヤーはこの作戦を鍵を握るので、チームで最も撃ちあいに長けたアタッカーを配置することを薦める。タワー上をクリアリング後、一気にAサイトへ突っ込む。この時シーン4、5の味方をわざわざ待たなくても走るだけでタイミングが合うのでやりやすい。
シーン8
外に途中からカバーに駆けつけた味方のうちの一人はシャッター前に残る。シャッターから飛び出てくる敵を警戒しつつ、シーン7のプレイヤーがタワー上に登るまで、タワー上やタワー下右付近をグレンス(一目見てクリアリングすること)しておくといい。シーン7の味方がタワー上突入に成功した場合、一気に突っ込むのではなく、味方の情報をききながら後ろをとるイメージで戦うと良い。
シーン9
最後の1人、テロハウス上でキャンプしていた味方は敵がテロハウスに突入してこないことを確認してスロープ側につめている。恐らくMYMは、元々このタワー上に3段で乗せる作戦をするつもりではなく、外4からB側のスロープを狙おうとしていたのかもしれない。それはシーン4で味方が一度、わざわざ窓に挟まって中に入り込もうとしていることからもわかる。この動画のように、もしSGにまぎれてスロープ側に詰めれれば、素早くタワー上のカバーにいけるが、もし敵の壁抜きやグレ、もしくは詰めが強烈でスロープによることができないのならばテロハウスでキャンプし、裏取りを倒すことに専念するといい。
利点
- 外を捨て気味の陣形をとるCTに効果絶大
- 外4なのでタワー上を狙わなくて、タワー下からスロープ、もしくは階段を使うなど拡張性が高い
- グレをSGぐらいしか使わないのでマネーが不安なラウンドでも使える
- もし相手がこちらの動きを察知できなければタワー上をとった時点で勝ちがほぼ確定する
- タワー上さえとれればCTのテロハウス詰めにも対抗できる一手である事
弱点
- 窓付近で3段している時に敵が出てくると大惨事になる可能性がある
- 早々にこちらの狙いを敵に察知されるとタワー上から3段しているところを撃ちぬかれる
- 現在国内では中固めや、外捨て等の陣形を取るクランそのものが少ないので使う機会があまりない
備考
- あくまでこの作戦は奇策なので1試合に1回、できても2回が限度である。しかし、わざわざ3段せずに外の3人のうち1人が窓に進入して残りの2人のが正面から突入して一気にスロープを制圧するという作戦に切り替えることもできる。
説明が分かりやすいですなぁ
とても参考になります
プロの立ち回りは凄いですね…