はじめに
今回はアメリカで恒例のCSリーグCyberEvolution(CEVO)のx3o対EG.usaの試合から、x3oのA攻めをピックアップした。実は私XrayNは何年も前からEG.usa(旧coL)のファンであり、特にfRoDをunited5時代から世界No1のAWPerとして尊敬している。CPL2005冬の本選でfRodの友人と仲良くなることができ、そのツテでfRod自身と何度か酒を飲みにいったが本当に人柄がよく、トッププレイヤーにも関わらず飾らず優しい人だった。その彼がCS1.6に戻ってきたのは私にとって最高に嬉しいニュースだったのだが、残念ながら今回の試合は敗北という結果に終わってしまった。まぁ、fRodの話はさておき、de_infernoはフェイクがしやすく、巧妙なトリックを仕掛けることのできるマップだ。Aに4人配置されている時にBを、Bに2人配置されているタイミングでAを攻めるのが理想である。つまり、T側の時はいかに相手を揺さぶるかが鍵となる。
説明
シーン1
まずオーソドックスなB側2人、A側3人の形を作る。この時T字の手前までは屋根に乗せるなどしてしっかりクリアリングし、キャットも念入りに確保する。最も安全な方法としては、1人屋根にのせて、もう1人を窓部屋にいれ、最後の1人が階段からキャットをクリアリングする。最終的にA側はキャット2人、窓部屋1人の形を作る。その間、B側はバナナを確保して適当に壁抜きをして、敵に自分たちの存在をアピールしておく。
シーン2
最初に投げているSGは屋根を越えると同時に炸裂するのでかなり効果的であり、敵は高い確率で味方へその情報を送り、B側を2人で固めようとする。その後、センターに戻り、Begrip(T字にいるとほぼ不可避のFBの名称)を投げ、そのまま素早くキャットへ走る。
シーン3
シーン2のSGとほぼ同時にSGをB側に炊く。これによりCTはよりB側への警戒心を強め、B側を2人で固めようとしてくるだろう。その後、シーン2の味方と素早くセンターに戻り、Begripにあわせて窓部屋上にFBを炸裂させる。これはショート側、もしくは砂場付近から窓を見ている敵に対して効果的で、窓部屋から飛び出す味方のカバーとしては最適なFBである。FBの炸裂を確認したらそのままT字へと突入し、ロングをグレンス(一瞬だけ見てクリアリングする事)し、一気にショートからAへ突撃する。その際、ロングに一つFBを入れてもいいかもしれない。
シーン4
窓部屋にいたプレイヤーはシーン3のプレイヤーが投げた窓部屋上のFBが炸裂したと同時にショートに飛び出る。この動画で一瞬立ち止まっているのはストームのクリアリング(砂場の奥にあるボックスの裏)と、敵の返しのFBを避けるためである。このプレイヤーはショートから一気に駆け抜け、敵と一番目に交戦する可能性が高い事からチームの中で最も攻撃力の高いアタッカーを配置することを薦める。
シーン5
キャットの手前にあるボックスを利用したFBを2連発でいれる。FB投入のタイミングは、シーン3のプレイヤーが窓部屋上FBを入れたと同時だ。このFBはシーン4で味方がクリアリングしているストームと砂場に対して有効だが、効果は薄い。そのため、2発目を入れると同時に飛び降りている。この動画の場合、プレイヤーはDEを所持しているが、アサルトライフルであっても2発目と同時に飛び降りるのが効果的だろう。また、このプレイヤーのクリアリングの順序はテラス(キャットの出口)から砂場に下りる際の最も一般的な手法であり、初心者の方は真似することをお奨めする。降りた後、砂場に敵がいない場合はすぐ様ショートから突っ込んでくる味方の援護をするべくAサイトの敵と交戦するべき。この際、砂場の左からだと味方と射線がかぶるので、動画のように右側にずれてから戦うのが良い。
シーン6
シーン5の味方が突っ込んだ後、テラスにてAサイトの敵と交戦する。この時、シーン5の味方が砂場にいる敵にやられたらそちらを優先して叩く。筆者的には味方の突入と同時に小砂(CTベースの左にある部屋の更に左)にSGを投げながら出ることを薦める。このプレイヤーは味方の進行がスムーズであるなら、わざわざAサイトにおりず、そのままキャットから味方をカバーするべきである。
利点
- オーソドックスな陣形から切り替えやすい
- 返しのFBが相当上手いクランでなければ、まずFBを喰らわずにキャットが出れる
- 比較的グレネードをあわせやすく、突入のタイミングもあいやすい
- キャットを先行させるのでT字を前で守備しているCTに効果絶大
弱点
- キャット依存の作戦なのでテラスに守備が上手いCTが1人いるだけで潰される可能性がある
- ストームに敵がいた場合、キャットから出る2人が速攻倒せないと崩されやすい
- CTがT字を前で守っている場合、シーン2と3のFBにあわせて返しのFBを入れて潰しやすい
備考
- 弱点が多いように思えるが、キャット先行の作戦の大半は上記の弱点があてはまる
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はじめに
これから上を目指すクランの手助けに少しでもなればという事で、海外のクランの作戦を動画化し、利点・弱点・意図などを筆者であるXrayNが説いていくコラムをはじめようと思う。取り敢えず10回目までは必ずやります。反響次第でその後続けていくかどうか決めます。
記念すべき第一回目はヨーロッパのプロリーグであるElectronic Sports League(ESL)のMYM vs Frag eXecutorsからピックアップ。この試合では既にpionasが除隊されており、kubenが復帰していた。私個人の見解ではあるが、総合的に見て pionasの実力はkubenのソレを上回っていると思っていたので、この変更は少し意外であった。しかしカウンターストライクのチーム戦とは個人のゲー ムではなく、チームプレイであり、個々人に与えられる役割がある。例えばMYMは優秀な司令塔で頭脳明晰なTaz、凶悪ともいえる反射神経とAIMを持ち 合わせたNeo、AWPとピストルを得意とするLuq、常に安定して仕事をしっかりこなすLoord、バランスが取れているのが目に見えて分かる。世界レ ベルともなるとプレイヤーがチームに合うか合わないかは個人の実力ではなくプレイスタイルに依存するので、恐らくpionasよりkubenのほうがMYMのメンバー達は共にプレイしやすいと感じたのだろう。そう、CSとは単純に強者を5人集めれば強い(世界レベルで)という単純なものではない。では本題に戻ろう。今回ピックアップしたのはde_nukeのAラッシュだが、de_nukeのAラッシュは基本的にスポーンポイント(産まれる配置)で役割が決まり、このラッシュも同様だ。
説明
シーン1
1番手は通常通りFBでドアを開けてHEをシャッターに投げ込むが、すぐに進入せず、AKに持ち替えてシャッターから飛び出てくる敵に備える。この動画では敵が半ば無理やりAサイトに進入し、成功しているが、通常なら高い確率で死亡する。その後ドアが閉まっているが、これは3番手が開いたドアを使ったFBを使って閉めている。ドアが閉まった後、体を使ってドアを開け、ドアの左斜め上にFBを当ててコンテナの上で炸裂したFBを投げた後にシャッター手前にSGを張る。これはタワーからコンテナを見ている敵とシャッターから覗いてくる敵に効果がある。特にドア左斜め上のコンテナ上FBはこのラッシュの最も重要な部分だ。このラッシュはコンテナ出口から二人進入するのでタワー上が最も危険なスポットになるからだ。
シーン2
2番手はHEをシャッターに投げ込み、コンテナラッシュを警戒しつつ(ドアAラッシュに対してCTがコンテナに突っ込んできて止める手法がある)コンテナ出口にFBを二発お見舞い。その後間髪いれずに飛び出る。このラッシュの2番手は半ば死に役でもあるので無理やりでもでなければならない。この役が最も重要なのはコンテナに敵が突っ込んできた場合なんとしても止める事だ。
シーン3
3番手はシャッターにHEを投げ込み、シャッターを壁抜き。この壁抜きをする事によって飛び出てくる敵、もしくはシャッター手前でグレを構えている相手に対してプレッシャーとダメージを与える事ができる。その後わざとドアにFBを投げてドアを閉める。このFBはボムサイトにいる敵に対して強い効果を持ち、なおかつ1番手が投げるコンテナ上FBを投げる布石となる。そしてドアが開いた瞬間に再びボムサイトにFBを投げながら突っ込む。
シーン4
4番手はBのスロープ側にHE、FB、SG、FBを投げて敵を牽制する。これにより敵はA側でドアが開いたのはフェイクかもしれないという疑念を抱き、スロープに釘付けになる上にスロープから撃てるコンテナ前壁抜きを撃つ余裕がなくなる。更に裏取りを防ぐという効果も持つ。ある程度味方のA攻めがスムーズに進行しているならば、テロハウスでキャンプするか、一気にスロープにいる敵を倒しにいってもいいかもしれない。しかし味方がAサイトで数人撃破されているのならすぐにカバーに向かうべきある。
シーン5
5番手は外にSGとFBを半ば適当に投げる。これは敵に外攻めが来るかもしれないと思わせるためだが、筆者的には効果薄なのでそこまで重要ではないと思う。重要なのは次に投げているコンテナ窓からのシャッターへのFB。これはシャッターにとどまっている相手、もしくは6の3人称でみれるAサイトのボックスからシャッターを見ている相手に絶大な効果を持つ。また、この速度で投げることで仲間が投げる他のFBとドンピシャのタイミングで炸裂する。
利点
- シャッター付近からのドア壁抜きを一切喰らわない
- Aに無理やり進入してきた敵をほぼ無力化できる
- 通常のAラッシュに比べ、立ち回り的にドア側が返しのFBを喰らいにくい
- 決められたグレネードの一部を投げてからBを攻めるというフェイクに切り替えやすい
弱点
- グレを投げる際に、上記に記したコンテナラッシュが来ると危険
- タワー上から速攻でAサイトに下りてドアを覗かれると死亡確定
- 進入する際にほぼ全てのグレネードを使うため、イレギュラーバウンドに弱い
備考
- この動画では重要なドア当てコンテナ上FBの角度をミスってコンテナの目の前にFBが落ちてしまっており、それをTazが喰らって涙目になってて笑える。
- 文中に1番手、2番手などと書いているが、それはスポーンポイントの位置のことである
質問や要望等は全てコメント欄で受け付けます。ちゃんと答えていくつもりなので荒らし以外は気楽にどうぞ。
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